確実に審査に通るためには、前述したように消費者金融審査基準をクリアしなければなりません。まず、一番重要な項目は収入です。正社員として勤続年数が3年以上で年収が300万円以上あれば問題ありません。アルバイトやパートでも審査は通りますが、信用度は落ちます。
職種については、一番ランクが高いのは公務員や大企業の社員ですが、社会保険が完備していれば問題ないでしょう。国民健康保険の場合は、信用度が低くなります。
年収の項目は自主申告なので、少し多めに記載すればいいと思います。但しあまり極端な年収を記載すると怪しまれますので、程々にしておきましょう。
ちなみに、手取りの額ではなく総年収の額を記載することが重要です。
次に重要な項目は、現在の借金の総額です。借金の額が少なければ少ないほど信用度は増しますし、消費者金融でお金を借りることが初体験の人などは、信用度100%となります。
しかし、借入件数でも4件以上の多重債務者や、年収の三分の一以上の借入金がある人などは信用度が低くなります。信用度が低くなるということは、審査で落とされる確立が高くなるということです。
消費者金融審査基準では「一定の収入のある人」と定義付けされています。つまり無収入の人には貸さないということです。
したがって、実質収入のない無職や専業主婦への融資は、基本的には不可能ということになります。但し、専業主婦の場合は 夫(収入のある)の承諾書があれば融資を受けることは可能です。
夫に内緒でキャッシグすることは不可能となりましたが、どうしてもお金が必要ということならば、事情を説明して承諾書を書いてもらいましょう。
また、無職については貸金業と 取り引きすることは出来ませんので、身近な物を質屋に入れて換金するか、オークションに出品してお金に換えましょう。
クレジットカードを保有していれば商品枠を使った現金化なども可能ですが、これは違法行為なので回避されたほうがいいと思います。どうせ支払いが出来なくなってクレジットカードを抹消されてしまうのがオチです。
2010年に施行された総量規制により消費者金融審査基準が厳しくなりました。多重債務者を救済するのが目的の法律ですが、結局その多重債務者は借りれるところを求めて、ヤミ金融などに流れてしまっているのが現実です。つまり、救済どころか泥沼に突き落としたといっても過言ではないでしょう。闇金融などで一旦借りてしまうと、法外な金利を支払わされ続けて元金が減るどころか雪だるま式に増えていきます。多重債務者や専業主婦を借金地獄に落とすための総量規制です。